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知っておきたい非線引き区域:不動産屋の視点から解説
カテゴリ:スタッフブログ  / 投稿日付:2024/02/29 18:07

不動産投資やマイホーム探しにおいて、土地の用途地域や建ぺい率などを調べるのは必須ですよね。しかし、都市計画区域内の土地には、「市街化区域」「市街化調整区域」に加えて、「非線引き区域」と呼ばれるエリアが存在します。

今回のブログでは、不動産屋として非線引き区域について詳しく解説します。

非線引き区域とは?

簡単に言えば、非線引き区域は市街化区域にも市街化調整区域にも区分されていない都市計画区域内の土地です。都市計画区域とは、都市の健全な発展と秩序ある整備を目指すために定められた区域です。

通常、都市計画区域内は、建物の用途や高さ、建蔽率などを制限することで、秩序ある街づくりを目指します。しかし、非線引き区域は、用途地域や建ぺい率などが定められていないため、建築規制が比較的緩いのが特徴です。

非線引き区域のメリット

  • 自由度の高い土地利用: 住宅だけでなく、商業施設や工場など、幅広い用途の建物が建築可能です。
  • 比較的土地価格が安い: 市街化区域に比べて土地価格が安い傾向があります。
  • 自然豊かな環境: 都市部から離れたエリアに多く、自然豊かな環境で生活できます。

非線引き区域のデメリット

  • 建築確認のハードル: 用途地域や建ぺい率などが定められていないため、建築確認を受ける際に個別に審査が必要となります。
  • 周辺環境: 都市部から離れているため、商業施設や公共施設が少ない場合があります。
  • 将来的な都市計画: 将来的に市街化区域や市街化調整区域に編入される可能性があり、建築規制が強化される場合があります。

非線引き区域の土地を購入する際の注意点

非線引き区域の土地を購入する際には、以下の点に注意が必要です。

  • 用途地域の確認: 将来的にどのような用途の建物が建築可能なのか、事前に確認が必要です。
  • 建築確認の取得: 建築確認を受ける際には、個別に審査が必要となるため、時間と費用がかかる場合があります。
  • 周辺環境の確認: 商業施設や公共施設などの周辺環境を確認しましょう。
  • 将来的な都市計画の確認: 将来的に市街化区域や市街化調整区域に編入される可能性があるかどうか、確認が必要です。

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