カテゴリ:スタッフブログ / 投稿日付:2023/10/28 17:48
こんにちは。いとうです
本日も勉強になったことをブログで書きます。
今回は【囲繞地】についてです
囲繞地(いにょうち)とは、民法において他の土地に囲まれて公道に通じていない土地(袋地)にとって、その土地を囲んでいる土地をいう。
囲繞地の所有者は、袋地の所有者に対して、公道に至るために囲繞地を通行させなければならない。この権利を囲繞地通行権という。
囲繞地通行権は、袋地の所有者の権利であり、囲繞地の所有者が行使を拒否することはできない。ただし、袋地の所有者は、通行料の支払いを求めることができる。
囲繞地通行権は、袋地の所有者にとって、袋地の価値を維持するために重要な権利である。袋地は、公道に通じていないために、建築基準法の接道義務を満たすことができず、土地の価値が著しく下がる。囲繞地通行権によって、袋地の所有者は、公道に接続することができ、土地の価値を維持することができる。
囲繞地通行権は、袋地の所有者が公道に至るために必要な権利であるため、法定地役権として認められている。法定地役権とは、法律によって設定される地役権であり、権利者の同意を得ることなく設定することができる。
囲繞地通行権の具体的な内容は、以下のとおりである。
- ・通行の目的は、公道に至ることのみである。
- ・通行する場所は、囲繞地の所有者が定める。
- ・通行する方法は、囲繞地の所有者が定める。
- ・通行料は、袋地の所有者が支払う。
囲繞地通行権は、袋地の所有者にとって重要な権利であるが、囲繞地の所有者にとっては、通行料の支払いや通行による迷惑などのデメリットもある。そのため、囲繞地通行権をめぐって、袋地の所有者と囲繞地の所有者との間で紛争が生じることもある。