ホーム  >  熊本市の不動産売却・買取はセンチュリー21東洋不動産  >  よっちゃんブログ  >  圧縮記帳デメリット

圧縮記帳デメリット
カテゴリ:よっちゃんブログ  / 投稿日付:2024/01/13 13:17

圧縮記帳は「税金を永久に免除してもらう」のでは
なく「支払うタイミングを先延ばしにできるだけで
いずれ支払わなければならない」ということです。

土地を売却後、利益を元手に新しい不動産を購入
する場合は、購入価格に加えて購入にかかる
諸費用なども必要です。

新しい不動産を購入すると同時に引っ越しが必要
であれば、引っ越し費用や新生活に必要な物を購入
するための資金などもかかり、予想以上に出費が
かさむかもしれません。

そこに売却した土地の利益に対する税金の納付
通知書が届いても、期日までに払う余裕がない
可能性だってあります。

いくら事前に売却後の資金計画を入念に練って
いても、100%そのとおりに事が進むとは限らない
ため、できる限り手元に利益が残っている方が安心
です。

そんな時に圧縮記帳を利用すると、少なくとも
税金分だけは支払うタイミングをずらすことが
できるため、資金計画や気持ちに多少のゆとりが
生まれます。

圧縮記帳を利用して先延ばしになった税金を支払
うタイミングはいつ?

では、圧縮記帳を利用して先延ばしにした税金は、
いったいいつ支払うのでしょうか?

答えは、「買い換え後の不動産を再び売却した時」
です。

土地を売却した時の利益で購入した不動産を再び
売る時は、「土地売却分の利益にかかっていた税金」
と「買い換えた不動産の売却分の利益にかかる税金」
が合算されます。

たとえば土地売却分の利益にかかっていた税金が
150万円、買い換えた不動産の売却分の利益に
かかる税金が200万円だとすると、合計350万円
もの税金を支払わなければなりません。

買い換え後の不動産を売却する前に資金計画を
立てる際、土地売却時に本来支払うはずだった
税金のことを忘れていると、計画に大きな狂いが
生じてしまいます。

この点は圧縮記帳における大きなデメリットです

ページの上部へ