カテゴリ:よっちゃんブログ / 投稿日付:2024/03/15 18:47
相続税の時効成立まで待って、相続税の申告・納税義務から逃れることはほぼ不可能と考えてください。
この理由は、相続税の時効成立までの間に税務調査が入り、必ず税務署から申告漏れを指摘されるためです。
仮に相続税申告をしなかった場合でも、時効を待っている間に必ず税務署から無申告を指摘されます
税務署は死亡の通知と同時に、被相続人の過去の所得税の確定申告やその他の資料情報なども、KSK(国税総合管理)システムで共有しています。
つまり、税務署は被相続人の財産に係る様々な情報から、被相続人にはどれぐらい相続財産があるのか見積もり、相続税が課税される可能性があるか否かを検討します。
これら税務署で見積もった相続財産の内容と実際の申告内容と比較をして、無申告や申告税額の不足が見込まれれば、税務調査が実施されます。
必要であれば、金融機関調査で被相続人や相続人(家族)の預金残高や入出金の流れを調べますし、不動産登記の内容を調べることも可能です。