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遺言書の付言 例
カテゴリ:よっちゃんブログ  / 投稿日付:2024/06/26 14:53

(例)付言 思い
私の人生の晩年は子どもたち全員がよく判っているとおり、母さんと交互に入退院の繰り返しでした。皆がそのたびに力を合わせ看病に、生活の面倒にと頑張ってくれたことに感謝しています。
また、友人の皆さんから素晴しい子どもさんに成長し、親孝行なお子さまですねと言われるたびに嬉しく、親として立派に成長してくれたことに幸せを感じていました。ありがとう。

長男○○にお願いがあります。先に述べたとおり、晩年は近隣の皆さま、友人・親族に大変な迷惑をかけています。このご厚情に感謝しつつ良きお付き合いをお願いします。
少ない財産ですが、極力平等に財産分けすることとしました。子どもたち全員が私の宝です。どうか今までどおり仲良くし母を助け協力をお願いします。

家族・家の中心になる長男○○に次の言葉を遺します。常日頃から話しをしていた内容です。それが私の一番大切な遺言です。心に留めておいてほしい願いです。
人生は自分一人のためにあるのではない、自分が努力し、家庭が円満であれば、妹○○の家族も円満になる。親戚、友人が集まってくる。
自分の家が発展繁栄すれば妹の家族、親族も発展繁栄する。○○家一族の発展のために自分が何をし、何をすべきかよく考え行動すること。悪いことをすれば、家族、親族の全部が悪くなる。特段の注意をお願いします。また、親戚筋にはいかなる場合でも不義理してはならない、反対給付を期待してはならない、それが良い付き合いになる秘訣です。
(例)付言 事業承継

私は、亡き父から事業を引き継ぎ、今日まで遮二無二働いてきましたが、高齢にもなり体力が衰えたことを最近痛感しています。これからも事業発展のため、尽力するつもりですが、私の万一のことを考慮した結果、私と共に苦楽をともにした妻の生活を第一に、そして子どもたちのことを考え遺言を遺すことにしました。皆の生活基盤の充実を図るためにはどうしても会社経営について考える必要があります。

亡き父から事業を引き継ぎ、まがりなりにも事業は拡大できたと自負しています。

幸いにも○○が事業に参画し、従業員、お得意さまに信任も厚く安心して事業を引き継ぐことができます。一言述べるのであれば、会社経営は自分だけの問題ではなく、従業員には家庭があり、お得意様にも家庭がある。まして○○には自分の家庭を又○○家を守る責務があります。それには会社の発展がどうしても必要となります。どうか思慮深い経営者となることを期待しています。

○○、○○には財産分けが少なくなりましたが、先に述べたとおり、妻である○○の生活のこと、会社経営するためにはそれなりの資産の裏付けが必要なこと、ましてや、代々続いている○○家は今後とも未来永劫に発展していかなくてはならないこと等を勘案すると資産を分散させる訳にはいかないのです。どうか理解をお願いします。○○は以上のことを理解し、○○を大事にし、○○、○○と仲良くし、今後の援助をお願いします。妻の○○は影に日向に本当に良き理解者でした、ありがとうの言葉を遺します。

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